品質管理体制

品質・環境マネジメントシステムISO 9001・ISO 14001 認証取得

認証範囲:国内全ての事業所

労働安全衛生マネジメントシステムISO 45001 認証取得

認証範囲:国内全ての生産拠点

弊社製品は全て改正RoHS(RoHS2)指令に対応しています

生産工程

当社では、お客様にご購入いただいたシール部品が十分な機能を発揮するため、シールの専門メーカーとしてゴム材料の配合・混練を始めとする様々な材料の仕込みから出荷までの各生産工程で適切な教育訓練を受けた作業員が作業基準を順守し、一つ一つの製品に対して確かな品質の作りこみを実践しています。

厳選した原材料の使用

合成ゴムやPTFE等の原材料は、各専門メーカーから銘柄やグレードを厳選して購入しています。また、受入検査にて当社で定めた基準を満たしていることを確認し使用しています。

シール性能を引き出す混練作業

厳選した原材料を国家計量標準にトレーサブルな計量器で正確に秤量し配合しています。また、シールの性能を十分に引き出せるよう、作業基準に則った混練を行い製品に合せて開発したシール部品専用の材料を生み出します。

全てのロットを対象とした材質試験

混練りしたシール部品専用の材料が計画通りの品質特性を有している事を確認するため、全てのロットを対象に引張り試験機による物性試験及び硬さ試験等を実施しています。

徹底した材料の受け払い管理

合格した材料の入庫、並びに出庫や各工程で使用した際の受け払いは全てバーコードを用いてコンピューターシステムに入力する事で、材料の使用間違いを防止すると共に、使用履歴がトレースできるシステムになっています。

適切な設備の使用および監視・測定機器の管理

TPM(Total Productive Maintenance)を導入し、全員参加の生産保全を実践しています。また、ISO9001の要求事項に従ってトレーサビリティーを確保した監視・測定機器が、必要な場所で使用出来る様になっています。

トレーサビリティー体系

当社では、製造ロット毎に設定する固有の番号(製造番号)を基にすべての製品の製造履歴(使用した原材料から製品を出荷するまでの各工程の記録)を確認できる仕組みを持っています。

このため、最小包装単位毎に貼付の内容表示で製造履歴の追跡調査が可能になっています。

また、納入日などの情報をご提供頂く事によっても製造履歴の範囲を調査することができます。

その他不明点につきましては、ご購入先または当社までお問合せ願います。

製品安定供給への取組みについて(材料編)

当社の製品安定供給のための取組みの一つ、「有事の際の代替配合」検討についてご紹介いたします。

当社が販売する主要製品のゴム製シール・パッキン類のもととなるゴム材料は、様々な薬品類を混ぜ合わせる(配合する)ことにより作っております。

当社のゴム製品においては、お客様の使用用途・条件への適性を高めるため、そのほとんどを独自の配合により製造・製作しております。

厳しい使用用途・条件に適合するため、様々な配合薬品を用いた特殊配合が多くなっております。

当社では、材質を登録するにあたり労働安全衛生や環境等の様々な法規制等を考慮しております。

環境関連物質等の含有状況についてはこちらをご参照下さい。

また材料が特殊配合であるがゆえ、有事の際における配合薬品の入手性についても考慮が必要と考えており、当社では、原材料メーカー様、取扱商社様をはじめとした関係する皆さまと情報交換を積極的に行い、配合薬品が安定して供給頂けるよう様々な取り組みを進めております。

特に2011年に発生した東日本大震災の際や、2020年からの新型コロナウイルス感染症の流行において、配合薬品の入手性が低下した事態を経験した反省から、一時的に配合薬品の供給が滞った際でも当社製品を安定してお届けできる様、「キーとなる配合薬品」や「特殊な配合薬品」の確保はもちろん、代替となる薬品は無いか、それらを使った際にはどの様な製品性能が得られるのかの確認試験・評価試験も日頃より行っております。

当然ながら当社といたしましても「有事の際の代替配合」による製品提供は、出来る限り避けたいと考えております。

しかしながら、既存の配合薬品類が手に入らないからといって、シール部品を供給することが出来ず、各種産業を停滞させてしまうというご迷惑をおかけすることは最も避けたいと考えております。

当社といたしましては、「有事の際の代替配合」が日の目を見ることは望んではおりませんが、製品安定供給の一環として、有事を見越した代替配合に関する材料開発・確認試験・評価試験を続けてまいります。

また、代替の必要が生じた場合にはHPまたは販売窓口より事前にお知らせさせていただきます。

「お客様に、より安心して当社製品を使い続けて頂きたい」、そのための当社取組み(材料編)をご紹介いたしました。